「地味にすごい探究学習のはじめかた / すすめかた」書籍販売開始のお知らせ

2024年4月18日、代表理事の上田隼也と理事の戸簾隼人が共著した書籍「地味にすごい探究学習のはじめかた / すすめかた」が、紫洲書院より販売されました。

本書では、

  • 著者らが立命館大学の学生時代に取り組んだ、イノベーション・アーキテクト養成プログラム「EDGE+R」、日本初の学生主体のSDGs体験型イベント「Sustainable Week」
  • 筆者・監修者によって、2019年に立命館大学教養ゼミナールにて開講され、JMOOC(オンライン講座)にて延べ15000人もの人が受講した人気講義「SDGs表現論」
  • 著者らが担当した、立命館守山中学校・高等学校等での「総合的な探究の時間」の授業

といった、様々な段階・規模・形態における探究的なプロジェクト活動を起点に必要なエッセンスを抽出しました。

探究学習を進める上でのノウハウについて、うまくいったことも、そうでなかったことも振り返りながら、これからの社会をより良くするため、広い意味での仲間となる高校生や大学生にメッセージを送るために、書籍という形にまとめました。

さらに振り返りだけでなく、昨今話題のChatGPTのような生成AIがどのように探究学習、そして生徒の皆さんの将来に影響するのかについても書籍の中で触れています。

アカデミックな理論書というよりも、生徒や学生の目線から見て「役立つ」、そして将来的に「意味ある」書籍になるよう心がけました。「何か新しいことに探究学習で挑戦したい」そんな方に是非オススメの1冊です。

またこのたび、出版を記念して、【WEB特別企画】もっと知りたい!探究の “キロク”を実施しております。そこでは誌面の都合上、どうしても掲載しきれなかった方々の探究プロジェクトのインタビューや、著者とゲストとの対話の内容などを、noteにて配信しております。
note(ノート)

「地味にすごい探究学習のはじめかた / すすめかた」発売開始(2024年4月19日発売)にあたり、誌面の都合上、どうして…

ご購入前に書籍のイメージを掴んでいただくことや、ご購入後にさらに多くの方々の活動を知りたい場合に是非、ご覧頂きたいと思っています。

書籍紹介

【目次】

はしがき
第1章 探究と “デアウ”
・「サステナビリティ」との出会い
・はじめての探究で見えたもの
・まだ誰も探究を知らない!
・SDGsの文化祭 Sustainable Week
・探究の「研究室」をつくる
・探究学習=先生と共に学ぶこと
・レジリエンス:「つまづき」との付き合い方
・学びは、まず一歩目を踏み出してから
・軌道修正のテクニック:リフレクション
〇コラム:「サステナビリティ」って何だろう?
第2章 探究を “ミツケル”
・「犬」をテーマに選んだ2つの探究
・そもそも「興味のあること」ってナニ?
・サポートキャラになる、と言う選択
・ルーブリックを知れば百選危うからず
・探究をハックして、将来につなげる
・「手中の鳥」から、何ができるか
第3章 探究を “ススメル”
・研究室の成果『SDGs表現論』
・完璧よりも「できた!」を目指す
・探究のスパイラルは嘘だった?!
・数値目標を武器に使用
・素直にレールに乗る力
・逃げるは恥だが役に立つ
〇コラム:「手触り感」のあるSDGsへ
第4章 探究の “キロク”
・プロジェクトに挑戦した大学生たちの記録
・ケース1:トラブルにめげずに、気持ちを維持してやり通す
・ケース2:現在の自分のキャパを知っておく事の大切さ
・ケース3:「キャラ」ではない自分を探す
・ケース4:自分の思いだけでは、人は動いてくれない
・ケース5:自分軸が試される、プロジェクトの「引き継ぎ」
・インタビューを通して
〇コラム:「学生起業家 V.S. 学生投資家」イベントの構想
第5章 探究と “ミライ”
・これからの探究のパーソナルトレーナー
・AIネイティブ世代のリテラシー
・AI時代に勉強はいらない?
・AIとともに、より多くを学ぶ時代へ
・AIによって、仕事は奪われる?
・デジタルフレンドリーな若者達
・「デジタル保健室」バーチャル・スクールへの道のり
・「地味にすごい」ホンモノの探究を目指そう
おわりに

【購入特典】
・探究学習のルーブリック見本
・探究学習のリフレクションシート
・探究学習に役立つオンライン学習シート

書籍詳細

出版社:紫洲書院
出版年月日:2024/4/18
ISBN:978-4-909896-14-8
判型:B6
ページ数:148ページ
書籍定価:1,870円(税込)
Kindle定価:1,250円(税込)

著者詳細

上田 隼也(うえだ じゅんや)
一般社団法人インパクトラボ 代表理事
熊本県益城町出身。立命館大学生命科学部卒業。大学在学中にSDGsの文化祭となる「Sustainable Week」を立ち上げ、後継団体としてインパクトラボを設立。立命館守山高等学校をはじめ、滋賀県内外の高校にて、総合的な探究の時間の教員やアドバイザーを担う。その他、大学発ベンチャーである株式会社COMARSを創業、現在、取締役会長。著書に「SDGs表現論-プロジェクト・プラグマティズム・ジブンゴト-」(海竜社)、監修として、「調べよう考えよう!シリーズ みんなで調べよう・考えよう!小学生からのSDGs丸わかりBOOK」(主婦と生活社)がある。

 

戸簾 隼人(とみす はやと)
滋賀大学大学院データサイエンス研究科
滋賀県野洲市出身。立命館大学生命科学部卒業。「Sustainable Week」の初期メンバーとして所属し、後に上田氏らと共にインパクトラボを設立。教育機関や行政でのICT技術の導入検証や、事業実施による意識調査といった効果測定に関する事業を担う。大学院では、教育政策面において非認知能力や探究的思考といった定性的な情報に適応可能な評価指標の作成に取り組む。また、観光政策面においてはビッグデータやIoTを活用し、データサイエンスによる自転車観光の安全性向上の仕組みを開発している。

 

【監修】山中 司(やまなか つかさ)
立命館大学生命科学部教授、博士(政策・メディア)
慶應義塾大学卒業。慶應義塾大学大学院政策・メディア博士課程修了。専門は、大学英語教育、言語論、言語哲学。一般社団法人 大学英語教育学会 (JACET)、 IEEE Professional Communication Society, Japan Chapterに所属。
主な著書に「自分を肯定して生きる-プラグマティックな生き方入門-」(海竜社)、「プロジェクト発信型英語プログラム-自分軸を鍛える「教えない」教育」(共著・北大路書房)、「AI・機械翻訳と英語学習:教育実践から見えてきた未来」(朝日出版社)がある。

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