立命館大学産業社会学部の斎藤真緒教授が代表を務めるプロジェクト「ケアの葛藤によりそい、ケアラーの社会的孤立・孤独を予防する包括的支援システムの構築」が、RISTEXの「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築)」に採択され、代表理事 上田を含め、インパクトラボの3名(上田隼也、戸簾隼人、上田拓実)が共同研究の枠組みに参画・協力することになりました。
本プロジェクトは、家族やケアラーの孤立を防ぐための支援システムの構築を目指しており、社会的孤立や孤独に関する問題に取り組んでいます。特に「ケアラー」としての役割を担う若者や地域社会におけるケアの提供者の支援を強化することを目的としています。
我々のチームは、立命館守山中学校・高等学校と共同で開発を進める「デジタル保健室」の取り組みを通じて、子どもたちの孤独・孤立に関する指標の開発や、子ども・若者ケアラーのニーズ発見へ貢献していきます。特に、デジタル技術を活用した支援の方法や、社会的ネットワークを通じて孤立を防ぐための新しいアプローチを提案する予定です。
本プロジェクトの目的は、社会的孤立や孤独を予防するだけでなく、ケアラー自身のライフバランスを保ちながら社会全体で支える仕組みを確立することです。この共同研究の進展が、未来の社会におけるケアのあり方や、孤立を防ぐための効果的な方法を提供することを期待しています。
参考
立命館大学人間科学研究所
URL:https://www.ritsumeihuman.com/news/20241107/
JST(科学技術振興機構)プレスリリース
URL:https://www.jst.go.jp/pr/info/info1719/index.html