立命館守山中学校・高等学校では、災害時に備えた体験型防災イベント「防災フェス!学校に泊まろう さきもりキャンプ」を開催いたします。本イベントは、弊社がプログラムコーディネートを担当しております。ここでは教員と生徒がともに学び、実際に校舎に宿泊しながら「体験・発見・共有」を通じて防災意識を高めることを目指します。
本イベントを通じて、参加者たちは実践的な防災知識を身につけるとともに、多様な視点から防災を考える機会を得ることができます。災害に強い、インクルーシブな社会づくりの一歩として、このような取り組みを今後も継続して実施していく予定です。
なお、本活動の一部は「公益財団法人ひと・健康・未来研究財団」の助成を受けたものです。ここで得られた知見は今後、研究成果として、論文や学会発表に活かされます。
プログラム実施概要
日時:2024年11月8日(金)16:30 ~ 11月9日(土)10:00
場所:立命館守山中学校・高等学校(滋賀県守山市三宅町250)
参加者:中学生12名・高校生8名、大学生・大学院生8名、教職員5名
実施場所:カフェテリア、防災倉庫、1号館2階教室
主催:立命館守山中学校・高等学校
協力団体:
学校法人立命館災害復興支援室
一般社団法人インパクトラボ
東京海上日動火災保険株式会社
花王株式会社
滋賀日産自動車株式会社
立命館大学食マネジメント学部
守山市都市経済部企業連携室
京都市男女共同参画センターウィングス京都
イベントの特徴
今回のイベントでは、特にジェンダー・ダイバーシティの観点から防災を考えることに重点を置いています。東日本大震災や熊本地震などの経験から、避難所における女性特有の課題(生理用品の不足、授乳スペースの確保など)が明らかになっており、これらの課題に対する意識を高めることを目指します。
主な活動内容:
- 災害備蓄の検討
- 生理用品などの必要物資の確認
- ジェンダーに配慮した備蓄品の選定
- 防災ゲーム&ノート作成
- 30種類近くのジェンダー&ダイバーシティの視点を含むクエスチョンカードを活用した、オリジナルの防災ノート作成
- チームでの意見交換を通じた学び
タイムスケジュール
1日目(11月8日)
16:30-17:00 開会・ガイダンス
17:00-17:20 講演(上田拓実氏)
17:20-18:20 校内備品ツアー、XR防災クイズ、各種体験活動
18:20-20:30 災害食体験
20:30-23:00 振り返り、天体観測、暗闇校内ツアー等
2日目(11月9日)
06:30-08:00 起床・朝食
08:00-09:30 防災ゲーム・防災ノート作成
09:30-10:00 修了式